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第42章—大争闘の終結 GCJap 767

新エルサレムの降下と悪人たちの復活 GCJap 767

千年期の終わりに、キリストは再び地上に帰ってこられる。主は贖われた大群衆を伴い、天使たちを従えてこられる。彼は、恐るべき威光をもっておくだりになる時、死んだ悪人たちに、さばきの執行を受けるためによみがえるよう命じられる。彼らは、海の砂のように、無数の大群となってあらわれる。第一の復活の時によみがえらせられた人たちと比較して、なんという相違であろう。義人たちは朽ちることのない若さと美しさを着せられていた。ところがこの悪人たちは病気と死の跡を帯びている。 GCJap 767.1

この大群衆のすべての眼が、神のみ子の栄光に注がれる。悪人たちはいっせいに、「主のみ名によってこられるお方に、祝福あれ」と叫ぶ。このような言葉は、イエスに対する愛から出るのではない。彼らは真理の力に迫られて、この言葉をしぶしぶ口から出すのである。悪人たちは、墓に下った時と同じように、キリストに対する憎悪と反逆精神をもってあらわれてくる。彼らは、過去の生涯の欠点を除くための新しい恩恵期間を与えられるのではない。たとえ与えられても、なんの益もないであろう。罪の一生は、彼らの心をやわらげなかった。たとえ第二の恩恵期間が与えられたとしても、第一の恩恵期間の場合と同じように、神のご要求を回避し、神に対する反逆を引き起こすだけであろう。 GCJap 767.2

キリストはオリブ山におくだりになる。そこはキリストが復活後昇天された場所であり、また天使たちが、主の再臨について約束を繰り返したところである。預言者はこう言っている。「あなたがたの神、主はこられる、もろもろの聖者と共にこられる」「その日には彼の足が、東の方エルサレムの前にあるオリブ山の上に立つ。そしてオリブ山は、非常に広い一つの谷によって、東から西に二つに裂け」「主は全地の王となられる。その日には、主ひとり、その名一つのみとなる」(ゼカリヤ書14章5、4、9節)。 GCJap 768.1

新エルサレムが、目もくらむばかりに光り輝いて天からくだり、きよめられて受け入れ準備の整った場所に落ち着くと、キリストは、ご自分の民や天使たちと共に、その聖なる都にお入りになる。 GCJap 768.2