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患難から栄光へ

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    第一五章   牢獄から救われたペテロ

    本章は使徒行伝一二章一節-一三節に基づくAAJ 154.1

    「そのころ、ヘロデ王は教会のある者たちに圧迫の手をのばし」た。AAJ 154.2

    当時、ユダヤの政府はローマの皇帝クラウディウスの支配下にあったが、ヘロデ・アグリッパ王が実権を握っていた。ヘロデ王はまたガリラヤの領主でもあった。彼はユダヤ教への改宗者であると公然と名のり、うわベだけはユダヤのおきての祭儀を熱心に守った。ヘロデはユダヤ人の支持を受けて、自分の地位と栄誉を確保したいと思い、ユダヤ人の望みどおりにキリスト教会を迫害し、信者の家や所有物を破損し、教会の指導者らを投獄した。彼はヨハネの兄弟ヤコブをひとやに投げ込んで、もうひとりのヘロデ王が預言者ヨハネを打ち首にしたように、剣で彼を殺すために死刑執行人を送った。このような行為が、ユダヤ人をよろこばせたことを知って、彼はペテロをも投獄した。AAJ 154.3

    これらの残虐行為がなされたのは過越すぎこしの祭の時であった。ユダヤ人はエジプトからの救済を祝い、神 のおきてに対する熱誠を装っていながら、一方ではキリストの信者を迫害し殺すことによって、そのおきてのすべての原則を犯していた。AAJ 154.4

    ヤコブの死は信者たちの間に、大きな悲しみと驚きをひきおこした。ペテロまでも投獄されたので、教会はこぞって断食し、祈った。AAJ 155.1

    ヤコブを死刑にしたヘロデの行為はユダヤ人の称賛を受けたが、一部の人々はそのやりかたがあまり非公式なのを不平に思って、公然と処刑が行われれば信者や彼らに同情する人々を、もっとおびやかすことができたにちがいないと主張した。そこでヘロデはペテロを監禁しておいて、彼の死刑を見せ物にし、ユダヤ人たちをもっと満足させてやろうと思った。しかしその時エルサレムに集まっていた大ぜいの人々の前で、大使徒ペテロを引き出して処刑するのは危険ではないかというものがあった。死刑にされる彼の姿を見たら、群衆の同情心を買うかもしれないと思われたのである。AAJ 155.2

    祭司や長老たちはまた、ペテロが人々に、イエスの一生とご品性を研究させずにはおかないようなあの力強い訴えを、またしかねないかもしれないと恐れた。それは祭司たちがどんなに議論をつくしても、論駁することができなかった訴えである。キリストの主義を唱道するペテロの熱意に動かされて、多くの者が福音のために献身したので、役人たちは、祭のために町にやってきた群衆の前で、信仰を擁護する機会がペテロに与えられれば、王の権限により彼を釈放せざるを得なくなるのではないかと恐れた。AAJ 155.3

    いろいろな口実にかこつけて、ペテロの死刑は過越の祭の後まで延期されていたが、そのあいだ、教会 員は心を深くさぐり祈る時が与えられた。訴因からみてもペテロが助命されることはできないと彼らは感じていたからである。彼らは神の特別の助けがないかぎり、キリストの教会は破壊されるというところまできていることを知っていた。AAJ 155.4

    そうしているあいだも各国からやってきた参拝者たちは、神を礼拝するために献堂された宮をたずねていた。黄金や宝石に輝く宮は美と壮麗そのものであった。しかし主はもはやその美しい宮殿におられなかったのである。一民族としてのイスラエルはすでに神から離れていた。キリストはこの地上でのみわざの終わりごろ、宮の内部を最後に御覧になったとき、「見よ、おまえたちの家は見捨てられてしまう」と言われた(マタイ二三ノ三八)。これまでキリストは宮をみ父の家と呼んでおられたが、神のみ子がその宮から出て行かれたとき、神の栄光のために建てられた宮には永久に神の臨在はなくなった。AAJ 156.1

    ついにペテロの処刑の日が決まったが、信者たちの祈りはなお天にのぼっていた。彼らが精力と同情の気持ちを注ぎつくして熱心に助けを祈り求めている時、神のみ使いたちは投獄されている使徒を見守っていた。AAJ 156.2

    ヘロデは以前に、使徒たちが獄から逃げたことがあるのをおぼえていたので、今度は用心に用心をした。どうみても救われる可能性がないように、ペテロは十六人の兵卒に夜昼寝ずの番で監視された。また獄房では二本の鎖につながれてふたりの兵卒の間におかれ、その鎖はそれぞれ兵卒の手首に結びつけてあった。ペテロが少しでも動けば必ず彼らに気づかれた。獄の戸口の錠は厳重におろされ、屈強な番 兵が見張りをしているために、人間がどう手をくだしても全然助けるすべも、逃げるすべもなかった。しかし人間の窮地は神の好機である。AAJ 156.3

    ペテロはこうして岩を切り抜いて造った獄房に監禁され、その戸口には厳重なかぎとかんぬきがかかっていた。番兵たちは囚人の保護の責任をもたされた。しかし人間の救助手段を全然断ち切ってしまったような錠前もかんぬきもローマの番兵も、ペテロを救われる神の勝利をいっそう輝かしいものとする手段としかならなかった。ヘロデは全能の神に逆らって手をあげていたが、全く敗北する。神はその偉大な力を発揮されて、ユダヤ人が滅ぼそうとたくらんでいた尊い命を、まさに救おうとしておられた。AAJ 157.1

    処刑が予定されていた前夜のことである。ペテロを助けるために力強い天使がひとり送られる。神の聖徒ペテロを閉じ込めていた頑丈がんじょうな門は人手によらずに開く。至高の神のみ使いがそこを通り抜けると、門は音もなくしまる。天使が獄房にはいっていくと、ペテロは神を信頼しきって安らかに眠っている。AAJ 157.2

    天使をとりまいていた光が獄房いっぱいにひろがるが、ペテロは目をさまさない。天使の手が触れるのを感じ、「早く起きあがりなさい」という声を聞いてはじめて目をさました彼は、天の光が獄房に輝き、大いなる栄光の天使が前に立っているのを見る。彼は語りかける言葉に機械的に従い、立ち上がりながら両手をもちあげたとき、鎖が手首から落ちているのにぼんやり気がつく。AAJ 157.3

    再び天使の声が「帯をしめ、くつをはきなさい」と命じると、ペテロは天使を不思議そうに見つめながら、機械的にその命令に従い、夢か幻を見ているにちがいないと思う。またもや天使が「上着を着て、 ついてきなさい」と命じる。天使が戸口のほうへ歩き出すと、日ごろおしゃべりなペテロも、この時ばかりは驚いて物も言えずにだまってついていく。彼らが番人をまたいで通り過ぎ、錠前の頑丈な門のところに来ると、門はひとりでに開いて、すぐまた閉じる。その間、内側と外側の番人は動かずにその部署についている。AAJ 157.4

    次にまた内外とも見張りのついている二番目の門に来る。それははじめの門と同じように開き、蝶つがいのきしる音も鉄のかんぬきのガチャガチャいう音もしない。ふたりはそこを通り抜ける。門はまた音もなく閉じる。第三の門も同じようにして通り過ぎ、表通りに出る。一言も声はなく、足音もしない。まばゆい光につつまれた天使は音もなく前を歩いていくので、ペテロはとまどい、夢ではないかと思いながら、そのあとからついて行く。こうしてふたりが一つの通りを過ぎると、自分の任務を果たした天使は突然姿を消す。AAJ 158.1

    天来の光が消えると、ペテロは真のやみの中に取り残されたように感じた。しかし暗やみに目がなれて来ると、その暗さも次第にうすらいできた。彼はただひとり静かな通りに立って、冷たい夜風にさらされていた。ようやく彼は自分が自由の身となって、なじみの深い町の一角にいることを悟った。彼は自分のいる場所がわかった。そこは彼がたびたび来たところで、翌朝はそこを通って刑場に向かうはずであった。AAJ 158.2

    ペテロは過ぎ去った数分間の出来事を思い起こそうとした。彼はくつも上衣も取り去られてふたりの 兵卒の間につながれ、眠ったことを思い出した。今自分の身のまわりをよく調べてみるとちゃんと上衣を着て、くつもはいていた。残酷な鉄かせをはめられてはれあがっていた手首は自由になっていた。彼は自分の救われたのが気の迷いでも夢でも幻でもなく、よろこばしい現実であることをさとった。あすは死刑に処せられるはずであったのだが、見よ、天使が彼を獄屋と死から救い出したのである。「ペテロはわれにかえって言った、『今はじめて、ほんとうのことがわかった。主が御使をつかわして、ヘロデの手から、またユダヤ人たちの待ちもうけていたあらゆる災から、わたしを救い出して下さったのだ』。」AAJ 158.3

    使徒は、兄弟たちが集まって、彼のためにその瞬間も熱心に祈っている家へとすぐさま向かった。「彼が門の戸をたたいたところ、ロダという女中が取次ぎに出てきたが、ペテロの声だとわかると、喜びのあまり、門をあけもしないで家に駆け込み、ペテロが門口に立っていると報告した。人々は『あなたは気が狂っている』と言ったが、彼女は自分の言うことに間違いはないと、言い張った。そこで彼らは『それでは、ペテロの御使だろう』と言った。AAJ 159.1

    しかし、ペテロが門をたたきつづけるので、彼らがあけると、そこにペテロがいたのを見て驚いた。ペテロは手を振って彼らを静め、主が獄から彼を連れ出して下さった次第を説明し」、それから彼は、「どこかほかの所へ出て行った」。神が彼らの祈りを聞き、それに答え、ペテロをヘロデの手から救い出されたので、信者たちの胸はよろこびとさんびでいっぱいになった。AAJ 159.2

    翌朝、大群衆が使徒の死刑を見るために集まった。ヘロデはペテロを迎えに役人たちを獄につかわし た。仰々しい武装と監視つきで彼を連れ出すことになっていた。それは彼が逃亡できぬようにし、また、すべての同情者をおどし、王の威力を示すためであった。AAJ 159.3

    戸口にいた番人はペテロが逃げたことを発見して恐怖にとりつかれた。彼らは命をかけて責任を負うようにと特別に言いわたされていたので、特に寝ずの番をしていたのである。役人たちがペテロを迎えにやってきたとき、番兵たちはまだ獄の戸口にいて、錠前もかんぬきもしっかりかけられ、鎖はふたりの兵卒の手首にがっちりとついていた。しかし囚人がいなくなっていたのである。AAJ 160.1

    ペテロが逃げたという知らせがヘロデに届いたとき、彼は激怒した。彼は番兵たちの不忠実をとがめて、死刑を言いわたした。人間の力によってペテロが救い出されたのではないことをヘロデは知っていたが、神の力が彼の計画を失敗させたとは断固として認めず、大胆に神に挑戦する態度を固めた。AAJ 160.2

    ペテロが獄から救い出されて間もなく、ヘロデはカイザリヤに行った。彼はそこで大きな祭りをもよおし、人々の称賛をかりたてて拍手かっさいを得ようとした。この祭りには諸国から道楽者が集まり、宴会や酒盛りでにぎわった。ヘロデは華麗に仰々しく人々の前に姿を見せ、雄弁な演説を行った。金銀に輝く衣をまとった彼は絢爛けんらんたる姿であった。衣のひだは太陽の光を受けてきらびやかに輝き、見上げる人々の目はくらんだ。彼の堂々とした容姿とよく選択された言葉の威力は列席する人々を強い力でゆさぶった。彼らの感覚は既に美食と酒のために異常になり、ヘロデの着飾った装いに目がくらんで、彼の振る舞いや雄弁に魅了されていた。そして、これほど立派な押し出しと雄弁をそなえた人間はめずら しいと言って、熱狂的なお世辞を彼にあびせた。更に彼らは、これまでヘロデを統治者として尊敬していたが、今後は神として拝まねばならないと言った。AAJ 160.3

    こうして一人の卑劣な罪人を称賛している人々の中には、数年前に逆上した叫びをあげて、イエスを殺せ!彼を十字架につけよ、十字架につけよ!とどなった者もいた。ユダヤ人たちはしばしば、旅によごれた粗末な衣の下に神の愛を包んでおられたキリストを受け入れず拒んだ。キリストの力は、単なる人間にはできないみわざをとおして、彼らの前にあらわされたが、彼らはその粗末なみなりからいのちと栄光の主を見きわめることができなかった。だが彼らは、金銀をあしらった立派な衣の下に、堕落した残酷な心を秘めている堂々たる王を、神として拝もうとしていた。AAJ 161.1

    ヘロデは自分が賛辞も尊敬も受けるに値しない者であることを知っていたが、人々の崇拝をまるで当然のことのように受けていた。「これは神の声だ、人間の声ではない」という叫びがわき上がるのを聞いて、彼の心は勝利におどり、傲慢な満足感が顔面にみなぎった。AAJ 161.2

    しかし突然、恐ろしい変化が彼を襲った。彼は死人のように青ざめ、苦しみに顔がゆがんだ。大粒の汗が毛穴から流れ出て、彼は一瞬、苦痛と恐怖にすくみあがったように立っていた。それから、恐怖におびえている友人のほうへまっさおな顔を向け、うつろな絶望的な調子で叫んだ。おまえたちが神としてあがめた者が打たれて死ぬぞと。AAJ 161.3

    彼は耐えがたいほどの苦しみにさいなまれながら、酒宴をもうけ自分を誇示した場所から運び去られ た。たった今まで、その大群衆の賛辞と崇拝を得々として受けていた彼は今、自分よりも強い統治者の手中にあることを悟った。彼は自責の念におそわれた。彼はキリストの弟子たちを容赦なく迫害したこと、罪もないヤコブを死刑にせよと残酷な命令を出したこと、使徒ペテロを殺そうとはかったことを思い出した。また悔しさと失望の怒りにまかせて、獄の看守たちにわけのわからない恨みを晴らしたことを思い出した。彼は今、神が冷酷な迫害者なる自分をさばいておられるのを感じた。そして肉体の苦痛と心の苦しみからのがれるすべもなく、絶望に陥った。AAJ 161.4

    ヘロデは「あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない」という神の律法を知っていた(出エジプト記二〇ノ三)。彼は人々の崇拝を受け、おのれの不法のはかりを満たし、みずから主の正当な怒りを招いたことを知った。AAJ 162.1

    ペテロを救い出すために天の宮廷からきたこの同じ天使が、ヘロデに怒りとさばきをもたらす使者となった。天使はペテロの肩をたたいてその眠りをさましたが、今度はこれとちがった一撃をこの邪悪な王に加えて、その高ぶりをくじき、大能の神の刑罰をくだした。ヘロデは神の報復の刑罰を受けて、心も体も苦しみもだえながら死んでいった。AAJ 162.2

    この神の正義のあらわれは、人々の心を強く動かした。キリストの使徒は獄と死から奇跡的に救われたが、彼の迫害者は神ののろいを受けて打たれたという知らせが国々に伝わり、多くの人々をキリストの信仰に導く手段となった。AAJ 162.3

    天使に命じられたところに行って、真理を求めている一人の人に会ったピリポの経験、神からの使命をもった天使の訪問を受けたコルネリオの経験、投獄され死刑の宣告を受けながらも無事に天使に助けられたペテロの経験、どの経験もみな、天地間のつながりの密接なことを物語っている。AAJ 163.1

    こうした天使のおとずれの記録は、神の働き人に力と励ましを与えるにちがいない。今日、使徒時代と全く同じように、天の使者たちは地上くまなくおとずれて、悲しむ者を慰め、罪びとを守り、人々の心をキリストに導いている。われわれは天使たちを見ることはできないが、彼らはわれわれと共にいて導き、守り、行く手を示しているのである。AAJ 163.2

    天はその神秘的なはしごにより、地へと近づけられている。その土台は地に固くすえられ、その頂点は神のみ座にまで達している。天使たちはその明るく輝くはしごを絶えず上ったり下りたりして、求める者、苦しみ悩む者の祈りを神のみもとに携え行き、祝福と希望、勇気と助けを人の子らに運んでくる。これら光の天使たちは人の周囲に天の雰囲気をつくり、われわれを目には見えないもの、永遠のものへと向けさせる。われわれは生まれながらの視力でその姿を見ることはできないが、霊的な幻によって天の事を認識できる。霊的な耳だけが天の調和ある声を聞くことができるのである。AAJ 163.3

    「主の使は主を恐れる者のまわりに陣をしいて彼らを助けられる」(詩篇三四ノ七)。神は選ばれた者たちを惨禍から救い、「暗やみに歩きまわる疫病」や「真昼に荒す滅び」から彼らを守るよう天使たちを任命されている(詩篇九一ノ六)。天使たちは、人が友と語り合うようにくり返し人々と語り合い、 彼らを安全な場所へ導いてきた。天使たちの励ましの言葉は、幾たびとなく信仰者の打ちしおれた精神を生きかえらせ、彼らの心を高く、地よりも上にあるものへと向けさせ、勝利者が偉大な白い御座を囲むときに受ける白い衣、冠、勝利のしゅろの枝を信仰によって見上げさせてきた。AAJ 163.4

    試練に会っている者、苦しんでいる者、誘惑に陥っている者の近くに来るのが天使の働きである。彼らはキリストが身代わりにいのちをささげられた人々のために、たゆみなく働いている。罪びとが悔い改めて救い主のみもとに行くと、天使たちはそのおとずれを天に携えて行く。すると天使たちのあいだに大きなよろこびが起こる。「罪人がひとりでも悔い改めるなら、悔改めを必要としない九十九人の正しい人のためにもまさる大きいよろこびが、天にあるであろう」(ルカ一五ノ七)。暗黒を追いやって、キリストについての知識をひろめるわれわれの努力が成功するたびに、天にそのことが知らされる。父なる神のみ前にその行為が取り上げられると、全天軍はよろこびにわくのである。AAJ 164.1

    天の支配者や権威者たちは、神のしもべたちが、見たところ思わしくない状況のもとでつづけている戦いを見守っている。クリスチャンが救い主のみ旗のもとにはせ参じ、信仰の戦いをりっぱに戦いぬくとき、新しい勝利が遂げられ、新しい名誉が勝ちとられているのである。天使たちはみな神のつつましい信徒たちに仕えている。この地上で神の働き人の軍がさんびの歌をうたうと、天の聖歌隊も彼らに合わせて神とそのみ子にさんびをささげる。AAJ 164.2

    われわれは天使の働きについて、現在以上によく理解する必要がある。真実の神の子らはみな、天使 たちの協力を受けていることを忘れずにいるがよい。目には見えないが、光と力の軍隊は、神を信じ、神の約束を求める柔和で謙遜な者たちにつきそっているのである。ケルビムやセラピムや力にぬきんでた天使たちが神の右手に立っているが、「すべて仕える霊であって、救を受け継ぐべき人々に奉仕するため、つかわされたもの」たちである(ヘブル一ノ一四)。AAJ 164.3

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